癌幹細胞をタ-ゲットとした子宮内膜癌の浸潤・転移制御と分子標的治療への応用

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22591869
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 産婦人科学
• 研究機関: 大阪医科大学
• 研究代表者: 寺井 義人 大阪医科大学, 医学部, 准教授 (90278531)
• 研究分担者: 大道 正英 大阪医科大学, 医学部, 教授 (10283764) ; 田辺 晃子 大阪医科大学, 医学部, 助教 (70454543) ; 金村 昌徳 大阪医科大学, 医学部, 講師 (40298782) ; 佐々木 浩 大阪医科大学, 医学部, 助教 (80432491)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 子宮内膜癌 / 幹細胞 / EMT / 薬剤耐性 / 浸潤・転移

研究概要

子宮内膜癌においてEMT現象が予後因子となる事が明らかになった。さらに子宮内膜癌細胞においてCD24はEMT現象(E-cadherin減弱やSnailおよびSlugの核内染色陽性)のマーカーになる事が示唆され、今後EMTの制御機構の解明が新たな治療ターゲットとなりうる事が期待される。

研究成果

• [雑誌論文] impact of EMT(Epithelial-Mesenchymal-Transition)related protein expression in endometrial cancer. (2013)
  • 著者名/発表者名: Tanaka Y, Terai Y*, Yoo S, Tsunetoh S, Kanemura M, Tanabe A, Ohmichi M. Prognostic
  • 雑誌名: Cancer Biol Ther 巻: 14(1) ページ: 13-9
• [雑誌論文] Prognostic effect of epidermal growth factor receptor gene mutations and the aberrant phosphorylation of Akt and ERK in ovarian cancer. (2011)
  • 著者名/発表者名: Tanaka Y, Terai Y*, Tanabe A, Sasaki H, Sekijima T, Fujiwara S, Yamashita Y, Kanemura M, Ueda M, Sugita M, Franklin WA, Ohmichi M.
  • 雑誌名: Cancer Biol Ther 巻: 11 ページ: 50-57
• [学会発表] 子宮体癌における EMT のマーカーとしての CD24 の有用性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 田中良道、寺井義人、斎藤奈津穂、川口 浩史、中村路彦、兪 史夏、藤原聡枝、 佐々木浩、恒遠啓示、金村昌徳、田辺晃 子、大道正英
  • 学会等名: 第64回日本産科婦人科学会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 20120413-0415
• [学会発表] prognostic impact of EMepithelial-mesenchymal-transition)re lated protein expression in endometrial cancer (2012)
  • 著者名/発表者名: 田中良道、寺井義人、川口浩史、高井雅 聡、藤原聡枝、兪史夏、恒遠啓示、佐々 木浩、金村昌徳、田辺晃子、大道正英
  • 学会等名: 2012 AmericanAssociation for Cancer Research
  • 発表場所: Chicago、USA
  • 年月日: 20120331-0404
• [学会発表] 婦人科癌と EMT(epithelial mesenchymal transition)」Frontiers in Gynecologic Oncology (2011)
  • 著者名/発表者名: 寺井義人 、田中良道、川口浩史、兪史夏、 藤原聡枝、高井雅聡、恒遠啓示、金村昌 徳、田辺晃子、大道正英
  • 学会等名: 第50回日本婦人科腫瘍学会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 20110722-0724