研究課題
基盤研究(C)
前庭誘発眼筋電位検査(ocularvestibularevokedmyogenicpotential:oVEMP)の発生メカニズムを明らかにすることを目的として、モルモットよりoVEMPの記録を試みた。記録電極は、眼窩下面より関電極を挿入し、眼球下面の外眼筋近傍に記録電極を当てて記録を行うことで、刺激後3msecにピークをもつ陰性波の記録が得られた。この反応は、対側耳の破壊により振幅が減少し、さらに同側耳の破壊を行うことによって、反応が消失することから、この反応が内耳由来の反応であることを確認した。下直筋と下斜筋、それぞれの筋より反応を記録たところ、下直筋、下斜筋のいずれでも骨導刺激に反応する成分が得られ、両側の前庭破壊によりこの反応は消失した。このことから、モルモットのoVEMPにおいては、下直筋と下斜筋の両方がその発生に関与していることが明らかとなった。
すべて 2012 2011 2010
すべて 雑誌論文 (11件) 学会発表 (13件)
Brain Res
巻: 1429 ページ: 29-35
Ann Otol Rhinol Laryngol
巻: 121 ページ: 383-388
Otol Neurotol
巻: 33 ページ: 432-436
Exp Brain Res
巻: 223 ページ: 389-396
Acta Otolarynogol
巻: 132 ページ: 1288-1294
Clin Neurophysiol
巻: 122 ページ: 611-616
Acta Otolaryngol
巻: 131 ページ: 41-45
Laryngoscope
巻: 121 ページ: 1821-1824
巻: 1408 ページ: 1-7
巻: 121 ページ: 1279-1284
ORL
巻: 72 ページ: 242-246