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2012 年度 実績報告書

マウス蝸牛microRNA発現解析による老人性難聴発症機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22591876
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

野口 佳裕  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 講師 (50282752)

研究分担者 高橋 正時  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (80401355)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード老人性難聴 / 内耳 / 蝸牛 / 加齢 / マイクロRNA / mRNA / 発現解析 / C57BL/6
研究概要

microRNA(miRNA)は約22塩基対より成る二重鎖非翻訳性RNAである。ターゲットとなるmRNAの翻訳抑制、分解を担う重要な遺伝子調節因子であり、種々の疾患や加齢性変化に関与する。本研究では、老人性難聴モデルマウスC57BL/6を用い、老人性難聴に関連する特異的なmiRNAを同定し、今日の高齢化社会における重要な課題である老人性難聴の予防と治療を目的としている。
1カ月齢18匹36耳、10カ月齢18匹36耳、16カ月齢15匹30耳からmiRNAを含む全RNAを抽出し、Agilent2100バイオアナライザーにて品質チェックを行った。発現解析にはmiRCURY LNA microRNA Arrayを用い、各月齢3つのmiRNAプロファイルを作成した。これらのmiRNAプロファイルに対する非階層クラスター分析(どれか1つの比較でRatio≧1.5あるいは≦0.66)により6つのクラスターに分類され、12遺伝子(クラスター1)、3遺伝子(クラスター2)、15遺伝子(クラスター3)、5遺伝子(クラスター4)、2遺伝子(クラスター5)、5遺伝子(クラスター6)、計42の候補となる加齢性難聴関連miRNAを同定した。同定されたmiRNAには常染色体優性遺伝性難聴DFNA5と難聴マウスdiminuendoの原因遺伝子miR-96、内耳有毛細胞やラセン神経節に発現し有毛細胞の分化、成熟に関連すると考えられるmiR-183およびmiR182、アポトーシスに関連するmiR-29が含まれていた。1、10、16カ月齢の全RNAに対するmRNA発現プロファイルとの統合解析にて、候補となる老人性難聴関連タンパクを同定した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 加齢性難聴モデルマウスにおける加齢に伴うmiRNA発現の変化2012

    • 著者名/発表者名
      野口佳裕,本田圭司,高橋正時,川島慶之,喜多村健
    • 学会等名
      第22回日本耳科学会総会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      20121000

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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