研究課題
基盤研究(C)
ホールセルパッチクランプ法を用いた電気生理学的実験により、ヒト嗅細胞における嗅覚情報伝達機構を分子レベルで解明し、体内の神経系組織で唯一生体外に直接晒されている嗅神経細胞が、体外環境、特に嗅覚障害の原因と考えられている物理的、化学的変化に対して、どのように影響を受けるかを確認することを目的に本研究を施行した。双極性細胞を中心に特徴的な細胞を顕微鏡用ビデオカメラを使用し撮影した。線毛はほとんど確認できなかったが樹状突起やその先端膨張部を確認した。ホールセルパッチクランプ法で、ヒト嗅細胞から膜電流を記録することに成功した。ヒト嗅細胞が他の種の嗅細胞と同様の電位依存性を示すことを明らかにした。
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Auris Nasus Larynx
巻: 40 ページ: 66-70
10.1016/j.anl.2011.11.002
日本味と匂学会誌
巻: 17 ページ: 427-430