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2012 年度 実績報告書

鼻粘膜を利用した末梢神経再生の研究

研究課題

研究課題/領域番号 22591902
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

濱島 有喜  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (30343403)

研究分担者 飛田 秀樹  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00305525)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード神経再生
研究概要

妊娠20日の妊娠マウスをケタミン、ザイラジンにて麻酔後、胎児を取りだし、胎児を断頭して脳組織を取り除き、嗅裂を含むように鼻粘膜を取り出した。抗生剤を含んだ生理食塩水にて組織を洗浄後、0.25%トリプシンにて組織を37℃にて15分間静置し、細胞を分離させ、骨などの不要組織をナイロンメッシュにて除去した。その後回収した細胞を、EGFなどの成長因子を加えた培養液で継代した。ディッシュに付着する細胞と浮遊する細胞を分離し、浮遊細胞を継代した。浮遊細胞は球状なneuro-sphereを形成し、12ヶ月以上継代することが出来た。これらの細胞からRNAを抽出し、RT-PCRにて神経系マーカーの発現をみると、Musashi1、Nestin、などの神経幹細胞を示唆する遺伝子の発現を認め、組織由来神経幹細胞として今研究に使用した。顔面神経麻痺に対する、組織幹細胞の治癒効果を確認するため、顔面神経モデルマウスに組織幹細胞を投与し、治療効果を確認した。顔面神経麻痺モデルマウスは、愛媛大学にて作成している方法に準じた。顔面神経を露出して、鉗子にて神経をクランプし、顔面神経麻痺モデルマウスを作成した。クランプした顔面神経周囲に継代している組織幹細胞を移植し、顔面神経麻痺の回復期間と麻痺の程度を観察した。その結果、組織幹細胞移植群が非移植群に比較し、有意に回復時間が早く、治癒過程において効果のあることが示唆された。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 名古屋市立大学における唾液腺内視鏡を利用した唾石摘出術2012

    • 著者名/発表者名
      濱島有喜
    • 学会等名
      第25回日本口腔・咽頭科学会
    • 発表場所
      熊本県立劇場(熊本県)
    • 年月日
      20120913-20120914

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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