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2010 年度 実績報告書

脳磁図を用いた咽喉頭の知覚の定量的計測

研究課題

研究課題/領域番号 22591909
研究機関九州大学

研究代表者

安達 一雄  九州大学, 大学病院耳鼻咽喉科, 助教 (90380386)

研究分担者 梅崎 俊郎  九州大学, 大学病院・耳鼻咽喉科, 講師 (80223600)
澤津橋 基広  九州大学, 大学病院・耳鼻咽喉科, 助教 (20315203)
キーワード咽喉頭の知覚 / MEG / 等価電流双極子
研究概要

咽喉頭の知覚低下を定量的に評価する方法は現在までに無いため、科学的な根拠の疑われる知覚刺激等を用いた嚥下訓練が試行錯誤的に施行されたり、現在の礁下機能検査では評価できない不顕性誤礁に対する対策が非常に困難なものとなっている。このような咽喉頭の知覚を定量的に評価するために、正常者に対して認知閾値と認知閾値の1.5倍の刺激強度で咽喉頭粘膜と右口唇粘膜を刺激し、その際に得られる脳磁場活動をMEGを用いて計測した。口唇粘膜刺激では、全例において左半球の大脳皮質体性感覚領野に刺激による反応を表す等価電流双極子(ECD)がみられた。一方、咽喉頭粘膜刺激ではその92%においてどちらかの半球の体性感覚領野に刺激による反応を表すECDがみられた。このことから、MEGを用いた検討により、右口唇粘膜刺激後の三叉神経から大脳皮質体性感覚領野への投射が明確となった一方で、もともと内臓性入力と考えられていた咽喉頭粘膜刺激後の舌咽神経や上喉頭神経から大脳皮質体性感覚領野への投射は疎であるが0~200msの間の反応としてみられることが示された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Measurement of laryngopharyngeal sensory evoked magnetic field in the human sensory cortex2011

    • 著者名/発表者名
      宮地英彰
    • 学会等名
      Dysphagia Research Society 19th Annual Meeting
    • 発表場所
      San Antonio, TX
    • 年月日
      2011-03-03

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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