研究概要 |
1)基礎研究 ブタ摘出血管を用いたin vivo研究では、ピオグリタゾン(Omae, 2011, IOVS)、フェノフィブラート(Omae, 2012, IOVS)、シロスタゾール(Tanano, 2013, IOVS)が血管内皮依存性に網膜動脈を拡張させること、ホモシステインが網膜血管内皮機能を障害すること(Omae, 2013, IOVS)を報告した。ネコを用いたin vivo研究では、高血糖負荷(Sogawa, 2010, IOVS)あるいは全身血圧の上昇に対する網膜循環調節機構を評価した(Nakabayashi, 2012, Exp Eye Res). 2)臨床研究2型糖尿病患者では網膜症発症前よりも網膜血流が低下していることを初めて明らかにし(Nagaoka, 2010, IOVS)、この網膜血流低下には腎機能低下が関与していた(Nagaoka, 2013, Diabetes Care)。
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