研究課題/領域番号 |
22591970
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研究機関 | 藤田保健衛生大学 |
研究代表者 |
山本 直樹 藤田保健衛生大学, 共同利用研究施設, 講師 (00267957)
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研究分担者 |
谷川 篤宏 藤田保健衛生大学, 医学部, 准教授 (40324412)
大熊 真人 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (50329710)
堀口 正之 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (70209295)
宮地 栄一 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (90129685)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 網膜再生 / 組織幹細胞 / 虹彩 / 組織前駆細胞 / 網膜神経細胞 / 電気生理 / 細胞選択 / コーティング |
研究概要 |
本研究期間において、1)虹彩組織から神経様細胞へ分化できる細胞を選択・分離し、培養することで効率的に高純度の神経様細胞が培養できることを明らかとした。2)培養ディッシュ表面を我々が開発した薄層コラーゲンゲルでコーティングすることにより、組織幹細胞マーカーの発現を維持させた状態で継代・維持することができるようになった。3)培養した虹彩由来組織幹/前駆細胞をレチノイン酸含有分化誘導培地で培養して、細胞電気生理学的手法(パッチクランプ法)による神経細胞の特徴を評価したところ、網膜神経細胞マーカーを発現し、ナトリウムチャネルやカリウムチャネルを有する細胞に分化できることを明らかとした(投稿準備中)。 一方、4)細胞選択において、上皮様細胞を選択・分離し、メラニン合成誘導培地で培養することで、iPS細胞由来の網膜色素上皮細胞と同様に、網膜色素上皮細胞様の形態で細胞膜タンパク質を発現する細胞に分化できる可能性があることを明らかとした。網膜色素上皮細胞は、網膜神経細胞の基底細胞であり、網膜再生研究においても重要な細胞であることから、虹彩由来細胞からの網膜色素上皮細胞への分化誘導に関する研究も網膜神経細胞の研究と並行しながら、研究を継続していく。 健常GFPマウスの虹彩由来網膜組織幹/前駆細胞の移植手術の設備を小型化し、移植実験の実施回数を増やす取り組みを行った。 本研究期間に明らかとなった自己眼球組織を用いた網膜再生医療の可能性と重要性について、論文発表・学会発表を行う。今後、さらに本研究成果を発展させていきたい。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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