研究課題
基盤研究(C)
重症気管軟化症では,咳嗽や啼泣などの胸腔内圧上昇によって気管が潰れ,呼吸困難から致死的となることがある.現在行われている外科治療は侵襲が大きく,術後の生活の質が落ちることもある.一方で気管軟化症の症状は成長に伴って軽快することが知られている.本研究では,徐放化した塩基性線維芽細胞増殖因子をラットの気管膜様部背側に投与すると,気管の成長が促進され,気管内腔面積が増大するとともに気管軟骨が厚くなることがわかった.本研究の成果は重症気管軟化症の低侵襲な新治療法につながるものである.
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J Pediatr Surg
巻: 48(2) ページ: 288-92