研究課題
基盤研究(C)
腎芽腫を高率に合併するベックウィズウィードマン症候群の原因遺伝子座である11p15.5ではKvDMRドメインにおけるDNA脱メチル化(Loss of Imprinting)が生じている。すなわちKCNQ1OT1遺伝子の絶対的、相対的発現増加により周辺遺伝子の発現減少が生じ腎芽腫発生に関わっている。我々はKCNQ1OT1遺伝子の発現を抑制するPIポリアミドを新規に開発・合成した。このPIポリアミドを腎芽腫細胞株G401に投与し、KCNQ1OT1遺伝子の発現抑制および細胞増殖抑制効果を確認した。このPIポリアミドはLoss of Imprintingを生じている腎芽腫およびその他の腫瘍に対して新規抗腫瘍薬となり得ると考えられた。
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