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2010 年度 実績報告書

TDL培養を用いた歯冠凹凸形成のメカニズム研究

研究課題

研究課題/領域番号 22592031
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

田畑 純  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授 (20243248)

研究分担者 高野 吉郎  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (90126425)
キーワードエナメル芽細胞 / 象牙芽細胞 / 培養法 / 咬頭形成 / 凹凸構造
研究概要

歯は歯種ごとに固有の形態があって、咬合や咀嚼において重要であり、遺伝的に決定されているが、歯胚の細胞による形づくりの実態は未だに不明の点が多い。本研究では、申請者らが開発したTDL培養(Three Dimensional & Layered culture)法とビーズ法を組み合わせて歯胚の上皮細胞と間葉細胞を個別に操作し、細胞増殖や分化を局所的に促進または停止させて、咬合面の凹凸形成のメカニズムを検証する。
本年度は、TDL培養のパーツとなる上皮成分の摘出・調整法の改善に大きな成果があった。この改善によって、新しい手法が構築できる見通しができ、急遽、その確立に時間を割いた。このため、計画調書の案とは異なる進行となったが、ほぼ実用段階まで到達した。また、培養下における細胞マーカーの不足があったため、マーカー発現の精密な比較研究を行った(解剖学会2011)。
次年度では、この新しい培養法、マーカーの成果をもとに、咬頭や溝のような凹凸構造の形成メカニズムの解析をさらに進める予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] Cell identification study of dental epithelium of rat incisor.(ラット切歯の歯胚上皮の構成細胞の識別研究)2011

    • 著者名/発表者名
      Nakano T, Iseki H, Baba O, Takano Y, Tabata MJ
    • 学会等名
      第88回日本生理学会・第116回日本解剖学会・全国学術集会合同大会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      20110300
  • [学会発表] Development of mouse tooth germ without outer enamel Epithelium.2010

    • 著者名/発表者名
      Tabata MJ, Nishii N, Iseki H, Baba O, Takano Y
    • 学会等名
      58th General Session of th e JADR
    • 発表場所
      北九州市・小倉
    • 年月日
      20101100
  • [学会発表] 象牙芽細胞におけるFGFRの発現2010

    • 著者名/発表者名
      馬場麻人、寺島達夫、太田正人、 田畑純、 高野吉郎
    • 学会等名
      第52回歯科基礎医学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20100900

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公開日: 2012-07-19  

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