研究課題/領域番号 |
22592033
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
程 〓 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (40207460)
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研究分担者 |
丸山 智 新潟大学, 医歯学総合病院, 講 師 (30397161)
山崎 学 新潟大学, 医歯学系, 助 教 (10547516)
朔 敬 新潟大学, 医歯学系, 教 授 (40145264)
阿部 達也 新潟大学, 医歯学総合病院, レジデント (70634856)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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キーワード | 歯原性腫瘍 / 石灰化歯原性嚢胞 / 幻影細胞 / 石灰化 / 細胞外基質 / 細胞培養 / 脱核 / 免疫組織化学 / RT-PCR |
研究概要 |
歯原性腫瘍に特徴的な幻影細胞が最も顕著な石灰化嚢胞性歯原性腫瘍(calcifying cystic odontogenic tumor, CCOT)の性格は十分に理解されていない。われわれは同腫瘍由来の細胞株樹立に成功したので、これを用いて幻影細胞成立、二次的悪性化機序を試験管内で検討した。その結果、幻影細胞の特徴的細胞像はパールカンなどの細胞外基質分子が細胞外に分泌されずに沈着することが原因であることをつきとめた。幻影細胞の特徴的な細胞質、脱核の機構など長年の懸案が説明でき、CCOT 由来細胞の腫瘍性格を明確にすることで、CCOTの診断から治療までの臨床的対応に科学的根拠をもってあたることができるようになった。
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