研究課題/領域番号 |
22592036
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
池亀 美華 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (70282986)
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研究分担者 |
田渕 圭章 富山大学, 生命科学先端研究センター, 准教授 (20322109)
河井 まりこ 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (40379839)
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研究期間 (年度) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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キーワード | 骨形成 / 機械的刺激 / Wnt / BMP / サイトカイン / 局所因子 / 骨縫合部組織 |
研究概要 |
本研究の目的は、機械的刺激による骨形成促進機構へのWnt/βカテニンシグナルの関与について解明を進めることで、骨粗鬆症などの骨量減少疾患の治療の開発や、矯正治療の改善などに貢献することである。 本年度は、機械的刺激を加えたマウス頭頂骨縫合部組織からRNAを抽出し、前年度のGeneChipの結果から変化が認められた遺伝子について、再度GeneChipで変化を確認した。さらに、変化した遺伝子の中で興味あるものについてリアルタイムPCRによって発現変化を確認し、いくつかの骨形成関連因子について興味深い変化を捉えることができた。すなわち、伸展刺激を与えて3時間では、骨形成促進に関与すると考えられる増殖や骨芽細胞分化促進に関わる局所因子・サイトカイン(BMPファミリー関連因子、EGFファミリー関連因子)の発現増加が確認され、刺激後6時間ではそれらに加えてWntファミリーの変化も明確になった。 従って、機械的刺激による骨形成促進機構におけるWntシグナルの関与は比較的後半期に重要になり、それ以前に細胞増殖を促進する因子として、EGFファミリーの貢献が大きい可能性が示された。さらに、我々は機械的刺激によりBMP4遺伝子の発現が3時間から促進されることを以前明らかにしているが、今回の結果からBMP受容体の発現も影響を受けることが明らかとなり、BMPファミリーは早期から骨形成促進において重要な因子として働いていると考えられた。 以上から、機械的刺激による骨形成促進機構に関連すると考えられるWntをはじめとする局所因子・サイトカインの、組織内での時間的・量的変化が明らかとなり、それらの因子間の重要性の度合いに関する考察を得ることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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