• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

ぺグを用いたバイオフィルムの抗菌薬抵抗性遺伝子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 22592040
研究機関徳島大学

研究代表者

三宅 洋一郎  徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (80136093)

研究分担者 根本 謙  徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (10218274)
村上 圭史  徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (10335804)
小野 恒子  徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (40035514)
弘田 克彦  徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (60199130)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードバイオフィルム / 抗菌薬抵抗性
研究概要

バイオフィルム感染症は慢性化しやすく、難治性であることから、臨床上しばしば問題となる。これまで、バイオフィルムに対し、抗菌薬を用いても充分な効果が得られない原因について、バイオフィルムによるバリヤー効果のため、内部まで薬剤が浸透しないためであると考えられていたが、最近の知見では、内部にまで到達していることが報告されている。そこで、新たなメカニズムとして、抗菌薬抵抗性が注目されているものの、その詳細はほとんど明らかになっていない。
申請者らはバイオフィルム形成菌での抗菌薬抵抗性メカニズムを明らかにするために、平成22年度より2年間で約7500株のトランスポゾン変異株のライブラリーを作成し、抵抗性に関与する遺伝子を網羅的に解析してきた。その結果、合計11株の抵抗性の有意に低下した株を見出すことが出来た。トランスポゾン挿入部位の決定を行い、それらの遺伝子を決定したところ、終的に9個の遺伝子が、バイフィルム形成菌での、抗菌薬抵抗性に関する遺伝子であることが明らかとなった。これらの中には2成分制御系に関連する遺伝子が2個含まれていた。
また、これらの遺伝子が、バイオフィルム形成菌のみで抵抗性に関与しているのか、浮遊菌や付着菌での抵抗性に関与しているのかを検討したところ、浮遊菌での抵抗性に関与しているものは無かった。また付着菌での抵抗性に関与している遺伝子が2個存在していた。
以上の結果から、バイオフィルム形成菌での抗菌薬抵抗性に関与する遺伝子を8個見出し、その内の2つは付着菌での抵抗性にも関与している事が明らかとなった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 緑膿菌における付着及びバイオフィルム形成菌の抗菌薬抵抗性遺伝子のスクリーニング2012

    • 著者名/発表者名
      村上 圭史
    • 学会等名
      日本化学療法学会西日本支部総会
    • 発表場所
      アクロス福岡(福岡県)
    • 年月日
      20121106-20121106
  • [学会発表] 付着及びバイオフィルム形成緑膿菌の抗菌薬抵抗性関連遺伝子の探索2012

    • 著者名/発表者名
      村上 圭史
    • 学会等名
      Bacteriall adherence and biofilm
    • 発表場所
      大阪ガーデンパレス(大阪府)
    • 年月日
      20120713-20120713

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi