本研究はTPO/MPL シグナルと血管形成関連遺伝子との相互作用の分子機構を明らかし、歯髄再生の臨床応用の可能性を検討することを目的とし研究を行った。in situ hybridization法を用いて経時的なTPO/MPLシグナル関連遺伝子発現状況の解析を行った結果歯胚領域における時期特異的TPO/MPLシグナル関連遺伝子発現を認めた。他方in situ hybridization法を用いてVEGFR-2遺伝子の経時的発現状況の解析を行った結果時期特異的なVEGFR-2遺伝子の発現が歯胚領域に認められた。本研究成果が歯髄血管構築制御機構解明の一助となることが期待される。
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