ストレスに伴う脳活動は、噛み締めによって制御されるか?機能的MRIを用いた研究

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22592063
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 機能系基礎歯科学
• 研究機関: 岐阜大学
• 研究代表者: 中村 浩幸 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (10211434)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 口腔生理学

研究概要

情動に伴う脳活動が噛み締めによって制御されるか否かを明らかにすることが本研究の目的である。ヒトを被験者としてfMRI を用いた脳画像記録中に、異なる圧で噛み締めてもらい、脳活動の変化を解析した。噛み締め圧はクリアリテーナに装着した平板圧センサにてモニタし、画像記録中に被験者に視覚的にフィードバックした。噛み締め圧と相関する脳の活動は、後頭葉-側頭葉視覚皮質、頭頂葉視覚連合野、1次および2次感覚皮質、1次運動皮質で認められた。さらに、噛み締めによって扁桃体の脳活動が抑制されることが明らかになった。