自己免疫疾患モデルマウスであるMRL-Fas^<lpr>マウスに緑茶カテキン(epigallocatechin gallate)を8週齢から16週齢に渡り投与して、自己免疫唾液腺炎に対する効果を調べたところ、組織破壊のある唾液腺炎の割合が非投与マウスより70%減少していた。緑茶カテキンを投与したマウスでは、抗酸化分子であるheme oxygenase-1と抗アポトーシス分子であるBcl-2の発現が顕著に認められ、これらの分子が、緑茶カテキンによる唾液腺組織の保護作用に関与しているものと考えられた。
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