研究課題/領域番号 |
22592088
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
佛坂 由可 長崎大学, 大学病院, 講師 (10244089)
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研究分担者 |
片山 郁夫 長崎大学, 大学病院, 助教 (80295089)
田代 茂樹 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (20300882)
中村 卓 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (30172406)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | hypoxia / γ-taxilin / ER stress / 細胞死 |
研究概要 |
平成19-20 年度科学研究費基盤C「Hypoxia に関わる新しいER stress 経路の同定」(課題番号19592173)にて、われわれは、hypoxia におけるαNACを介した新しい小胞体ストレス(ER stress)経路を同定し、論文として発表した (Cell Death Differ 16: 1505–14; 2009)。本研究では、DNA 障害による細胞死にER stress が関与していることを示し、さらに、そのメカニズムを解明する事を目的としていた。初年度は、DNA 障害において、αNAC の発現が減少し蛋白分解が起こることの確認、およびDNA 障害によるER stress 誘導の確定に目標を置いていた。しかし、研究を遂行中に、hypoxiaにおいてγ-taxilinの発現が減少し蛋白分解が起こることを見出した。さらに、γ-taxilinの発現が減少する事によって細胞死が引き起こされる事を発見した。よって、hypoxiaによる細胞死において、γ-taxilinの発現が減少し蛋白分解する事によりER stress が起こることを示し、さらに、そのメカニズムを解明する事に目的を変更し、研究を進めていた。そして、γ-taxilinの発現が減少する事によって細胞死が引き起こされる事を、Annexin assay、Western blotおよび顕微鏡にて確定した。また、その細胞死がER stressを誘導し、さらにミトコンドリアにも関与している事を示した。現在、共同研究者との打ち合わせを行い共同研究を進めている。また、論文執筆中である。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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