研究課題
基盤研究(C)
上皮間葉転換および幹細胞様性質は癌の悪性度及び治療抵抗性を規定する重要な現象であり、CD44は多くの上皮性腫瘍における代表的な癌幹細胞様マーカーとされている。われわれは、CD44のバリアントアイソフォーム(CD44v)を発現している口腔扁平上皮癌細胞が、シスチントランスポーターであるxCTの活性に依存し、その酸化還元状態を制御していることを示した。さらに、xCTを標的とする治療によりCD44v陽性である未分化癌細胞が減少し、分化傾向の高い細胞ではEGFR標的治療を含む従来の治療への感受性が高まることがわかった。
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Cancer Res
巻: 73(6) ページ: 1855-1866
DOI:10.1158/0008-5472.CAN-12-3609-T
http://dent-os.med.keio.ac.jp/KEIO/classroom/research/index.html