研究課題/領域番号 |
22592130
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
新海 航一 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 教授 (90147843)
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研究分担者 |
加藤 千景 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 助教 (00459926)
鈴木 雅也 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 講師 (10409237)
海老原 隆 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 准教授 (40287777)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | Er,Cr:YSGGレーザー / レーザー切削 / エナメル質接着強さ / 象牙質接着強さ / 窩壁適合性 |
研究概要 |
ヒト抜去大臼歯の頬・舌側面に平坦なエナメル質面あるいは象牙質面を形成し、それらの平坦面表層をWaterlase MD Turbo hand pieceを用いて一層削除した。2ステップセルフエッチシステム(メガボンド)を用いて3種類の処理法(メガボンドのみ応用:M群、リン酸エッチング後メガボンド応用:EM群、リン酸エッチング後さらに次亜塩素酸ナトリウム溶液処理後メガボンド応用:ENM群)で切削面の接着処理を行った。ネガティブコントロールとしてレーザー切削面にメガボンド・ボンドのみ応用したもの(NC群)、ポジティブコントロールとして耐水研磨紙で形成した平坦面にメガボンドを応用したもの(PC群)を設定した。処理面にコンポジットレジンを築盛して試料を作製した。エナメル質については剪断接着強さを、象牙質については微小引張り接着強さを測定した。その結果、エナメル質に対する接着強さの平均値は、M群:20.8MPa、EM群:25.8MPa、ENM群:23.1MPa、NC群:17.3MPaならびにPC群:18.3MPaであった。また、象牙質に対する接着強さの平均値は、M群:21.8MPa、EM群:40.7MPa、ENM群:39.0MPa、NC群:22.0MPaならびにPC群:52.7MPaであった。 一方、ヒト抜去大臼歯の頬・舌側面にWaterlase MD Turbo hand pieceを用いて椀型窩洞を形成し、前述と同じ3種類の処理法で窩洞面の接着処理を行ってからコンポジットレジンを充填して試料を作製した。また、前述と同様のコントロール試料も作製した。試料にサーマルサイクルストレスを負荷した後、色素を用いて窩壁不適合度を測定した。その結果、窩壁不適合度の平均値は、M群:15.7%、EM群:7.1%、ENM群:5.8%、NC群:81.6%ならびにPC群:1.4%であった。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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