研究課題/領域番号 |
22592162
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
石上 恵一 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (70176171)
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研究分担者 |
武田 友孝 東京歯科大学, 歯学部, 准教授 (20236475)
中島 一憲 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (80317916)
小澤 卓充 東京歯科大学, 歯学部, その他 (80637661)
酒谷 薫 日本大学, 工学部, 教授 (90244350)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | ガム咀嚼 / ストレス / 脳神経 / 近赤外線マッピング法(NIRS) |
研究概要 |
被験者は、各年度、研究について同意の得られた約20名の健康成人とする。 測定は、ストレス課題としての計算及び寒冷刺激単独、ストレス課題とストレス緩和を目的としたガム咀嚼を同時に行う、計4つのタスクを前後の安静と共に行う。 評価項目は、まず前頭部の脳活動状態の評価を近赤外線イメージング装置OMM-2001NIRStation(島津製作所)を用いて、被験者各々について課題遂行に対する前頭葉相当部の脳活動状態の評価を行う。解析はまずNIRSによるoxy-Hb(酸素化ヘモグロビン)、Deoxy-Hb(脱酸素化ヘモグロビン)、Total-Hb(総ヘモグロビン)の波形から神経細胞の活動を捉え、次に脳神経活動の状態を最もよく反映するとされるOxy-Hb(酸素化ヘモグロビン)の濃度について、レストとタスク遂行時の比較を行う。この濃度はタスク開始後神経活動に伴い徐々に増加し、通常10秒ほどでプラトーとなるため、その後のタスク時間を前(50秒)、中(60秒)、後期(60秒)に分け毎秒ごとの平均値を求め、その後一元配置分散分析および多重比較を実施することとする。自律神経系機能の指標には心拍間変異度を用い、ハートレーターSA-3000P(東京医研)にて自律神経の活動度や交感神経・副交感神経の均衡状態等を心拍間の微細な変異から検知し、分析する。免疫系の指標には唾液のコルチゾール濃度を用いる。コルチゾールは一過性ストレスに対して一時的に上昇し、その後、数時間で元のレベルまで戻るという反応を示す指標と考えられている。心理的指標については日本版STAIの状態不安尺度による評価を行う。課題に対する感情評価は課題後に、「覚醒」および「快適」の2項目について回答していただく。質問紙は5段階で評価するスケールを採用し、被験者が記入した回答を、1~5として数値化する。また、感情評価を10段階のVAS値を用いて評価する。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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