研究課題
miRNA解析のためのin situ hybridization法とAntisense Morpholino OligonucleotideによるmiRNA機能抑制のための実験条件を確立した。胎齢12、13、14、15日マウス胎仔マウスより舌を摘出し、4%パラフォルムアルデヒドで固定した。舌まるごとまたは舌の中央付近の凍結切片上でDIGラベルしたプローブを用いたin situ hybridization 法によりmiR-1の舌筋組織内の分布を解析した。また、マウス胎仔より舌を摘出し、BGJb培養液を用いて器官培養を行った。培養液にmiR-1に対するAntisense Morpholino Oligonucleotideを添加し2、4日間培養した。培養終了後、舌よりmiRNAを分離・精製し、Real-time PCR法を用いてmiR-1の発現量を計測することによりAntisenseの抑制効果を確認した。さらに筋分化マーカーであるmyoD、myogenin、muscle creatine kinase(MCK)のmRNA発現量を計測した。in situ hybridization法によりマウス胎仔舌筋細胞においてmiR-1が発現していることが明らかになった。舌の器官培養系において、miR-1の発現量は培養2日目から4日目の間に増加した。Antisense処理はこのmiR-1の増加を抑制した。myogenin、MCKの発現量は培養2日目から4日目の間に増加した。しかし、Antisense処理によってもこの増加は抑制できなかった。以上の結果より、miRNA解析のためのin situ hybridization法とAntisense Morpholino OligonucleotideによるmiRNA機能抑制のための実験条件が確立できたことが示された。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2013 2012
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件)
J. Dent. Res.
巻: 92 ページ: 352-357
10.1177/0022034513476038
Gerodontology
巻: 未定 ページ: 未定
10.1111/ger.12004
Cell Biochem. Func.
巻: 30 ページ: 82-88
10.1002/cbf.1821
Orthod. Craniofac. Res.
巻: 15 ページ: 39-51
10.1111/j.1601-6343.2011.01535.x
巻: 30 ページ: 671-676
10.1002/cbf.2848