焼成陶材法で非常に短時間かつ低コストにオールセラミッククラウンのコーピングを製作する方法を考案したが、一般に普及させるには、まだ改善が必要であった。0.5mmの厚さを確保するには築盛回数は4回であった。粒子径の大きいアルミナ粉末の割合が多くなると曲げ強さは大きくなる傾向を示し、最も大きい値を示したのは配合比条件40:50:10(wt%)で211.3MPaであった。適合性について支台歯形態による影響は無かった。乾燥工程で熱風を利用することで適合性が改善されることが示唆された。ガラス含浸焼成時間を30分に短縮してもガラスは充分に含浸していた。
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