研究分担者 |
田仲 持郎 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (40171764)
西川 悟郎 岡山大学, 岡山大学病院, 講師 (00172635)
丸尾 幸憲 岡山大学, 岡山大学病院, 講師 (60314697)
玉田 宜之 岡山大学, 岡山大学病院, 医員 (90509499)
鈴木 一臣 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30050058)
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研究概要 |
骨形成タンパク質(BMP)は強力な骨・象牙質形成誘導活性を示すサイトカインとして各分野でその臨床応用が注目されている.われわれがナノテクノロジーを利用して開発した球状ナノアパタイト配合グラスアイオノマーセメントの機能にBMPの強力な生物活性を付与することにより,1)修復象牙質形成能(高いBMP徐放性),2)脱灰象牙質再石灰化能(高いフッ素徐放性),3)高い物性4)高い歯質接着性を有する多機能型ウ蝕治療材料を開発することを当該研究の目的とした. 当該研究では,強力な骨・象牙質形成誘導活性を示すサイトカインとして各分野で臨床応用が注目されているBMPに着目し,ウ蝕治療材料にその機能を導入するという着想に至った.具体的には,今回われわれがナノテクノロジーを応用して開発した球状ナノアパタイト配合グラスアイオノマーセメントの機能にBMPの強力な生物活性を付与することにより,多機能型ウ蝕治療材料を開発することを研究目的として本年度から実施している. 本年度は,初年度のため前回の研究課題(新規球状シリカを添加した抗ウ蝕性高強度を有するグラスアイオノマーセメントの開発)の未発表成果を整理して投稿用原稿を作成,投稿,この1月やっと受理(American Journal of Dentistry)に至った.そのため,当該研究実施に関しては,まだ初期段階であるBMP配合に適するようなグラスアイオノマーセメントの粉液比の調整中で,明白な結果はまだ得られてなく,次年度への検討課題である
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