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2010 年度 実績報告書

4NQO誘発ラット舌発癌モデルによる早期メチル化異常と脱メチル化による影響の解析

研究課題

研究課題/領域番号 22592212
研究機関岐阜大学

研究代表者

加藤 恵三  岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (40397336)

研究分担者 牧田 浩樹  岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (50345790)
山下 知巳  岐阜大学, 医学系研究科, 准教授 (80345793)
柴田 敏之  岐阜大学, 医学系研究科, 教授 (50226172)
原 明  岐阜大学, 医学系研究科, 教授 (10242728)
キーワードメチル化
研究概要

口腔領域はたばこ、アルコールなどの発癌物質に暴露する頻度が高い領域と考えられ、これら発癌物質は遺伝子メチル化異常などのepigeneticな変化と密接に関係している。また、メチル化は可逆的な変化であるが、そのメチル化の発現する過程(発癌物質の暴露期間)について、これまでに詳細な検討はなされておらず、加えて脱メチル化剤による経時的な脱メチル化の検索を行った実験は認められない。そこで本研究では4NQO誘発ラット舌発癌モデルを用いてメチル化の経時的推移を明らかにし、さらに脱メチル化剤を応用し、脱メチル化と臨床病態との相関を確認することで、脱メチル化による発癌予防、病態の進行の制御の可能性を探るべく研究を行っている。
6週齢F344ラットをグループ1:4NQO 8週投与のみ(ポジコン)、グループ2:4NQO+demethylation agent(プロモーション期)、グループ3:4NQO+demethylation agent(イニシエーション期)、グループ4:demethylation agentのみ、グループ5(コントロール)にわけ、4NQO誘発ラット舌発癌モデルを用いて発がん実験をおこない、病理学的検索、各種遺伝子のメチル化の発現について検索をおこなっている。また、脱メチル化剤をプロモーション期、イニシエーション期にわけて投与し遺伝子のメチル化の変化、ならびに臨床病態の変化、さらには脱メチル化剤の毒性についても検討をおこなっている。現在、免疫染色にて病理学的に腫瘍の進展を評価、さらに腫瘍組織からDNAを抽出しp16、 MGMT、RECKなどの各種遺伝子をmethylation specific PCR法にて腫瘍のメチル化、脱メチル化の検討を実行中である。また、各種遺伝子のメチル化、脱メチル化との相関を検討し、脱メチル化剤の浸潤抑制についても研究進行中であり、今年度の研究の基礎的なデータとして活用したい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 4NQOラット舌発癌モデルにおける遺伝子変異機構の解析2010

    • 著者名/発表者名
      牧田浩樹
    • 学会等名
      日本癌学会学術総会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      20100922-20100924

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公開日: 2012-07-19  

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