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2012 年度 実績報告書

関節滑膜細胞におよぼす伸展ストレスの影響;酸化ストレスと遺伝子発現の誘導

研究課題

研究課題/領域番号 22592227
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

川上 哲司  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (60254512)

研究分担者 田中 康春  琉球大学, 医学部, 教授 (20124878)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード滑膜細胞 / 顎関節 / 酸化ストレス / 遺伝子発現
研究概要

PARP-1, PAR合成,SIRT1およびNFκBの活性化の関連性について明らかにした。
(i) 伸展ストレスに伴うPAR合成亢進機構について:活性酸素種消去剤存在下では、伸展ストレスに伴うPAR合成の亢進が抑制されることから、DNA損傷がPARP-1の活性化の主因と考えるが、DNA損傷の証明は未実施であったため、DNA損傷の有無について、コメットアッセイ等によりDNA切断の有無を検証した。
(ii) PARP-1ノックダウンの伸展ストレス依存性NFκB活性化に及ぼす効果について:ウサギ滑膜線維芽細胞に対する伸展ストレスは、NFκB依存的COX-2およびiNOS発現誘導とともに、著明なPAR合成を亢進することを見いだした。PARP-1siRNAによるPARP-1消失が、NFκB活性化におよぼす効果を検討することで、NFκB活性化経路とPARP-1間のクロストークの有無を明らかにした。PARP-1消失により、伸展ストレス依存性NFκBの活性化が抑制された場合、PARP-1各ドメインを欠損させた変異PARP-1を過剰発現させ、どのドメインがNFκBの活性化に必要なのかを明らかにした。
(iii) PAR合成の阻害もしくは分解亢進の伸展ストレス依存性NFB活性化におよぼす効果について:PARP阻害剤存在下、あるいはポリADPリボースグリコヒドロラーゼ(PARG)の過剰発現下での伸展ストレス依存性NFBの活性化について検討を加える。又、DNA結合ドメイン欠損PARP-1遺伝子の過剰発現が、伸展ストレス依存性NFκBの活性化を抑制するのかについて検討した。
(ii), (iii)によるPAR合成の抑制がいずれもNFκB活性化およびCOX-2とiNOS発現誘導に影響しなければ、PAR合成とNFκB活性化の両経路はクロストークしないと判断する。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2014-07-24  

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