研究課題/領域番号 |
22592249
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
|
研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
野口 一馬 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (50309473)
|
研究分担者 |
浦出 雅裕 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70104883)
|
連携研究者 |
清野 透 独立行政法人国立がん研究センター, ウイルス部, 部長 (10186356)
瀬川 英美 兵庫医科大学, 医学部, 研究生(研究員) (00553778)
寺田 友紀 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (00340977)
|
研究期間 (年度) |
2010 – 2012
|
キーワード | 口腔がん、 / 発がん、 / ヒトパピローマウイルス |
研究概要 |
本研究では、口腔発がんにおけるヒトパピローマウイルス(HPV)の関与と可能性について検討した。まず、ヒト正常口腔粘膜ケラチノサイトを樹立し、HPV16E6/E7や変異型CDK4、cyclinD1およびTERTを遺伝子導入することで不死化することを確認した。その上でがん遺伝子であるHRASやEGFR、MYCとp53のノックアウトを組み合わせて遺伝子導入することで正常細胞ががん化することをinvitroで証明した。さらに実際の口腔発がんにHPVが関与しているかをがん組織よりDNAを抽出し、ジェノタイピングを行ったところ中咽頭がんでは約30%の関与が確認されたが、口腔がんでは21例すべてで確認されなかった。よって口腔発がんのHPV感染の頻度は低いもののHPVによる発がんの可能性は示唆された。
|