研究課題
基盤研究(C)
Shhの転写を時空間特異的に調節する遺伝子配列群のうちMFCS4は、口腔と咽頭の発生時期(胎齢(E)11.00-15.50)に活性を発揮する。MFCS4を、Shhと共にヘテロ欠失させたマウス(Shh+/-MFCS4-/+マウス)は、完全正中口蓋裂を表現型に持つ。その主たる原因と目される舌はShh+/-MFCS4-/+マウスでは、基底膜は不連続に局在し、平坦で波打ち状の構造が認められなかった。舌中隔も連続性が失われ部分欠損していたので、これが舌筋の配列が乱れる原因と考えられた。Shhシグナリングにより基底膜構成成分Lamininα1や舌中隔マスター転写因子Scleraxisが支配されることを示す過去の報告と一致した。
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