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2012 年度 実績報告書

高齢者歯科治療時の異常高血圧を予測する無侵襲モニターの開発に関する研究(V)

研究課題

研究課題/領域番号 22592255
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

大渡 凡人  東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (80194322)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード高齢者 / 高血圧 / 歯科治療 / システム同定
研究概要

高齢者歯科治療では様々な全身的偶発症が発生するが、なかでも異常高血圧の頻度は高い。異常高血圧は単なる血圧上昇だけでなく、重篤な不整脈、心筋虚血、脳卒中などに進展しうるため、その予防は重要である。この異常高血圧の予防には予測が有用であるが、現時点では困難である。
循環系は多重な正・負のフィードバック機構により制御された、極めて複雑なシステムと考えることができる。この制御の目的は刻々と変化する外的環境変化による外乱から、循環系の平衡状態を守ることである。しかし、加齢とともにこの制御システムの機能は低下し、平衡状態の破綻リスクが上昇する。高齢者における高頻度の異常高血圧はそのひとつの現れである。
異常高血圧を予測するためには、この循環制御系の複雑なシステムの動的な機能低下の把握が必要がある。しかし、その非線形性、複雑性などから、全貌を正確に把握するのはほとんど不可能であった。そこで、このような内部が不明なシステムを、システムへの入力と出力信号から数学モデルとして表現できるシステム同定を用いるという着想に至った
本研究の目的はシステム同定を用いて、高齢者歯科治療における異常高血圧の予測方法を確立することである。
本研究ではシステム同定における各要素の解析、すなわち、各要因のインパルス応答、伝達関数の算出、圧受容体感受性、ならびに基本的な患者背景との関連について、統計学的に解析し、演算速度向上を目的としてCUDA(Compute unified device architecture)によるアルゴリズムを改善する試みを行った。しかし、いまだにばらつきが大きく、一定した結果が得られていない。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (4件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 高齢歯科患者の骨粗鬆症とその治療薬に関する実態調査2013

    • 著者名/発表者名
      大渡凡人,俣木志朗,青木和広,大谷啓一
    • 学会等名
      第11回日本歯科骨粗鬆症研究会学術大会・総会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2013-03-02
  • [学会発表] 舌痛症の病態解明(第3報) 性ホルモンとの関連について2012

    • 著者名/発表者名
      新美 知子
    • 学会等名
      第40回日本歯科麻酔学会総会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      20121004-20121006
  • [学会発表] 高齢歯科患者5,708名を対象とした全身疾患の合併率における経年的変化に関する検討2012

    • 著者名/発表者名
      大渡凡人,竹内周平,上野太郎,三串伸哉,中根綾子,寺中智,村田志乃,高橋一輝,梅田慈子,下山和弘,植松宏
    • 学会等名
      第23回日本老年歯科医学会総会・学術大会
    • 発表場所
      つくば市
    • 年月日
      20120622-23
  • [学会発表] 人工弁心内膜炎予防を目的として多数歯抜歯を行った慢性心不全を伴う高齢者の一例2012

    • 著者名/発表者名
      清野七菜子,大渡凡人,山田千春,秋本陽介,齊藤有美,高島真穂,鈴木瑠璃子,井口寛弘,本村一朗,下山和弘,植松宏
    • 学会等名
      第23回日本老年歯科医学会総会・学術大会
    • 発表場所
      つくば市
    • 年月日
      20120622-23
  • [図書] 全身的偶発症とリスクマネジメント―高齢者歯科診療のストラテジー2012

    • 著者名/発表者名
      大渡凡人(単著)
    • 総ページ数
      350
    • 出版者
      医歯薬出版

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公開日: 2014-07-24  

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