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2012 年度 実績報告書

骨置換性炭酸アパタイトの既成スペーサーを用いた骨移植を必要としないサイナスリフト

研究課題

研究課題/領域番号 22592260
研究機関徳島大学

研究代表者

藤澤 健司  徳島大学, 大学病院, 講師 (40228979)

研究分担者 宮本 洋二  徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (20200214)
石川 邦夫  九州大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (90202952)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード炭酸アパタイト / サイナスリフト / 補填剤
研究概要

ウサギを使用してサイナスリフトを行い、炭酸アパタイト顆粒の移植実験を行なった。日本白色ウサギ10週齢、体重3.5-4.0Kgを用いた。上顎洞底挙上モデルは、Watanabe らの方法に準じて作製した(Watanabe K, Niimi A, Ueda M: Autogenous bone grafts in the rabbit maxillary sinus. Oral Surg Oral Med Oral Pathol Oral Radiol Endod. 88(1):26-32, 1999)。洞粘膜を挙上してできたスペースに炭酸アパタイト顆粒(粒径300-500μm)を充填し、術後2週、4週、12週後に顎骨を含めて試料を摘出した。対照として、β-TCPとハイドロキシアパタイト(HAP)を使用した。
摘出した試料は、まず、マイクロCTと骨梁構造解析装置を用いて、骨形成量と炭酸アパタイトの骨置換を定量的に解析した。試料を固定後、テクノビット樹脂に包埋して、非脱灰切片を作製した。骨の新生速度は、テトラサイクリン、カルセイン、キシレノールオレンジなどの骨ラベリング法にて検討した。
組織写真では、顆粒周囲に新生骨の形成が認められた。炭酸アパタイトは粒径の類円形の変化が認められた。β-TCPは顆粒の形態は吸収による形態変化が著明であった。HAPは顆粒の形態変化はほとんど認められなかった。本研究から、炭酸アパタイトは骨置換性と吸収性にすぐれ、サイナスリフトの補填剤として有用であることが明らかとなった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2014-07-24  

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