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2012 年度 実績報告書

入院患児の口腔粘膜病変と齲蝕に対する制御戦略としての糖アルコールの応用と検証

研究課題

研究課題/領域番号 22592284
研究機関岡山大学

研究代表者

仲井 雪絵  岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (70284073)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード糖アルコール / 全身疾患 / 口腔ケア / 粘膜保湿 / ミュータンスレンサ球菌
研究概要

全身疾患を有する患児は、その治療のために化学療法や放射線療法を受けていることが多い。さらに免疫機能や唾液流出機能の低下、易感染性を生じ、口内炎を頻発している。そのため通常の歯磨き指導や食事指導、フッ化物塗布による方法で口腔疾病予防の成果を上げるのは極めて困難である。そして入院患者の口腔ケアには齲蝕予防だけではなく、粘膜への対応も不可欠である。
糖アルコールの一種である天然甘味料キシリトールの水溶液をスプレーとして3か月間用いたところ、唾液中および各歯面の歯垢中ミュータンスレンサ球菌(MS菌)数は低値へのシフトを認めた。また、舌背部および頬粘膜部における口腔水分計の数値は改善を示した。
スプレー噴霧によって使用できるキシリトールの一日あたり総量は、効果的な一日量と言われている5~10gよりもかなり少量にならざるを得ない。しかしながら、現時点までで得られた結果としては、口腔水分計ムーカスによって得られた計測値が改善を示しており、口腔粘膜に対して水分量を上昇させる可能性が示唆された。また、MS菌数を計測できるデントカルトSMによるSMスコアの減少も観察され、溶液(スプレーによる噴霧)の形態(媒体)でもキシリトールのMS菌数減少効果が示唆された。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] Clinical evidence for polypl efficacy2012

    • 著者名/発表者名
      Eva Soderling, S Nelson, DL Chi, Yukie Nakai
    • 雑誌名

      Advances in Dental Research

      巻: 24 ページ: 112-116

    • 査読あり
  • [学会発表] 明日から使える理論と実践!キシリトールの活用による口腔健康へのアプローチ

    • 著者名/発表者名
      仲井雪絵
    • 学会等名
      平成24年度 神奈川県学校歯科保健研修会
    • 発表場所
      神奈川県
    • 招待講演
  • [学会発表] 明日から使える理論と実践!キシリトールの活用による口腔健康へのアプローチ

    • 著者名/発表者名
      仲井雪絵
    • 学会等名
      第36回養護教諭歯科保健研修会 兼 第29回保育所歯科保健研修会
    • 発表場所
      広島県
    • 招待講演

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公開日: 2014-07-24  

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