研究課題/領域番号 |
22592299
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
松野 智宣 日本歯科大学, 生命歯学部, 准教授 (80199827)
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研究分担者 |
小俣 和彦 日本歯科大学, 生命歯学部, 非常勤講師 (00434142)
橋本 典也 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (20228430)
佐藤 田鶴子 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (40095138)
山崎 淳司 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70200649)
大野 忠夫 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (90160580)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 矯正用ミニスクリュー / 水熱酸化処理 / 酸化チタン膜 / ナノアパタイト層 / FGF-2 / セミインテグレーション |
研究概要 |
矯正用ミニスクリューの脱落頻度を高めるため、本研究では機能時の十分な骨結合性と撤去時の除去性という相反する特性、さらに感染による脱落を軽減する歯肉貫通部の上皮接着機能を有するFGF-2/ナノアパタイト層を付与したセミインテグレーション型矯正用ミニスクリューを開発してきている。 22年度に行った矯正用ミニスクリューに最も多く用いられているTi-6Al-4V4ディスク表面へのナノアパタイト層が効率よく固定できるための水熱酸化処理法を開発し、その評価を行った。その結果、未処理群に比べ表面のぬれ性が有意に向上し、タンパク吸着能と細胞接着能および細胞増殖が有意に上昇した。この成果が24年度Dental Material Journalで報告した。 その後、ミニスクリュー表面にナノアパタイト(HA)結晶を析出・FGF-2を担持させ、骨芽細胞様細胞の三次元培養し、細胞接着能と骨分化能が有意に高まることを確認したが、24年度のラット大腿骨埋入では抜去トルクに有意差が認められず、病理像でも大きな違いが認められなかった。 そこで、水熱酸化処理表面にFGF2を噴霧して再度検討したところ、FGF2担持ナノアパタイト処理群とほぼ同等の抜去トルク結果を示した。現在、病理組織的に検索を行っているが、結果は学会などで報告していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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