研究課題/領域番号 |
22592304
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研究機関 | 松本歯科大学 |
研究代表者 |
山田 一尋 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (40182521)
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研究分担者 |
増田 裕次 松本歯科大学, 大学院・歯学独立研究科, 教授 (20190366)
松尾 浩一郎 松本歯科大学, 歯学部, 准教授 (90507675)
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キーワード | 嚥下 / 咀嚼 / 顔面形態 / 不正咬合 / 唾液量 / 咀嚼時間 / ピーナッツ / 咬合力 |
研究概要 |
これまで不正咬合者では、咬合力、粉砕能力を中心に検討され、食塊形成、奥舌への移送に関連する舌と口唇の関連については検討されていない。そこで、嚥下を含めた咀嚼能力の評価において、顎顔面形態、咬合状態の治療がどれだけ寄与するかを示すことを目的として研究を開始するために、正常咬合者において、以下の研究方法を確立した。 咀嚼の評価 捕食から嚥下までのピーナッツと煎餅の咀嚼時間、咀嚼回数 咀嚼関連項目の評価 1. 唾液量 2. ピーナッツ咀嚼時における食物粉砕能力、咀嚼時舌側移送能力 3. 歯科用CTと6自由度顎運動測定装置の座標系を統一した顎運動測定と筋活動の同時記録システムを用いて、咀嚼筋の活動時間と活動パターンの活動開始時間、活動割合、運動リズムと下顎頭の運動様相の関連 4. 多方位口唇閉鎖力測定器による上唇と下唇の8カ所の各部位の口唇閉鎖力の測定から、上下口唇の口唇閉鎖力のバランスの評価 5. 咬合接触面積、咬合力の評価 6. 側面セファログラム、正面セファログラムによる顔面形態の解析 平成23年度は上記の方法を用いて、不正咬合者における咀嚼能力を測定、解析する予定である。
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