研究課題
基盤研究(C)
本研究では、歯周組織欠損部への移植を目的に多層性幹細胞シート移植材の作製法を開発した。通常の培養では間葉系幹細胞はコンフルエントになると増殖を停止するが、TGF-β1 とアスコルビン酸を添加すると、細胞は多層化した。さらにROCK 阻害剤Y-27632を添加すると、TGF-β1による細胞シートの収縮は抑制され、シートは剥離しなくなった。多層化細胞シートは間葉系細胞の表面マーカーを保持しており、多分化能も有していた。このことから本多層化シートは歯周治療における細胞治療法に有用であると考えられた。
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