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2012 年度 実績報告書

受動免疫療法のメインテナンス治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 22592318
研究機関日本大学

研究代表者

菅野 直之  日本大学, 歯学部, 准教授 (30246904)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード歯周病 / ワクチン療法 / 受動免疫
研究概要

本研究は歯周治療における受動免疫療法の有用性を検討する目的でPorphyromonas gingivalis(P. gingivalis)の主要な病原因子であるジンジパインに対する鶏卵抗体をメインテナンス治療に併用し、口腔内の細菌叢をコントロールし、P. gingivalisを減少させることが可能であるか検証を行った。同意を得られた者を対象とし、被験者の全身状態や既往歴、家族歴(アレルギーおよび口腔内に影響を与える可能性のある全身疾患)、生活習慣などを調査した。特に食物アレルギーについてはその有無を確認し、卵および乳製品に限らず一品目でも該当した場合には、研究から除外した。唾液はパラフィンガムを5分間咬んで、約5mlを滅菌したチューブに回収した。また、プラークは歯面から探針、スケーラーを用いて採取した(50mg程度)。試料からは通法に従いDNAの抽出を行い、細菌のDNA検出はリアルタイムPCR法を用い、P. gingivalisの菌数を定量した。さらにプラーク付着の検査、ポケット深さ、プロービング時の出血の有無、歯肉退縮量の測定、口腔内写真撮影を行った。抗ジンジパイン鶏卵抗体を含有するタブレットの摂取前に、ブラッシング指導、スケーリング・ルートプレーニングおよび機械的歯面清掃を含む一連のメインテナンス治療を行った。その後、毎食後あるいはブラッシング後、朝、昼、晩を目安に1回に1個ずつ、1日3個のタブレットを摂取した。12週後の次回来院時に同様の検査を行った。得られたデータを解析し、鶏卵抗体含有タブレットが、メインテナンス治療後の唾液やプラーク中のP. gingivalisの発現量や臨床症状の変化にどのような影響を与えているか検討した。その結果、臨床症状に有意な変化は見られなかったが、唾液中のP. gingivalisは80%以上の減少が見られた、

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Biological plaque control: novel therapeutic approach to periodontal disease.2012

    • 著者名/発表者名
      sugano n
    • 雑誌名

      Journal of oral science

      巻: 54 ページ: 1-5

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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