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2012 年度 実績報告書

不正咬合とストレスおよび自律神経バランスの関係

研究課題

研究課題/領域番号 22592331
研究機関岡山大学

研究代表者

竹内 倫子  岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (50403473)

研究分担者 村上 隆  岡山大学, 大学病院, 助教 (00534786)
森田 学  岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (40157904)
江國 大輔  岡山大学, 大学病院, 講師 (70346443)
友藤 孝明  岡山大学, 大学病院, 講師 (80335629)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード自律神経バランス / 不正咬合 / 咀嚼能力
研究概要

咬合と心理的ストレスとの関連を検討した国内・国外の研究は多い。咀嚼器官を活性化させるbitingという行為は精神の不安やストレスによる情動の緊張を減少させることや咬合機能異常者を対象にMASテストおよびSFスタディで心理的傾向を調査し,咬合機能異常者は欲求不満場面において心理的ストレスが大きくなることが報告されている。このように,不正咬合の有無によって,心理的ストレスが増減することが分かっている。
一方,心理的ストレスが自律神経バランスの異常を引き起こすことも指摘されている。
すなわち,不正咬合は,心理的ストレスを介して自律神経バランスに影響を与えている可能性がある。しかし,不正咬合と自律神経バランスとの関連は現在のところまだ不明である。したがって,本研究の位置づけは,「不正咬合の影響が,心理的ストレスのみならず自律神経バランスの異常にまで至るのか否かを明らかにすること」にある。
矯正治療前に研究への参加に同意を得られた51名(男性17名、女性34名、平均年齢24.0±12.9歳)のデータを採取した。咀嚼能力が上がるとSDNN(NN間隔標準偏差値)が上昇、交感神経活動の指標であるLn(LF/HF)が減少し、HF(n.u.)(HFを標準化したデータ)が上昇する傾向があった。つまり,咀嚼能力が向上すると交感神経活動が下がり、副交感神経活動が上がり,ストレスの改善が示唆された。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Gum chewing modulates heart rate variability under noise stress.2012

    • 著者名/発表者名
      Ekuni D
    • 雑誌名

      Acta odontologica Scandinavica

      巻: 70 ページ: 491-496

    • DOI

      10.3109/00016357.2011.640275.

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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