研究課題/領域番号 |
22592367
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
酒井 明子 福井大学, 医学部, 教授 (30303366)
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研究分担者 |
繁田 里美 福井大学, 医学部, 准教授 (20446165)
月田 佳寿美 福井大学, 医学部, 准教授 (50303368)
麻生 佳愛 福井大学, 医学部, 講師 (80362036)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 災害看護 / 災害 / 災害初期 / 災害中長期 / 心理的支援 / 被災者 / 支援者 |
研究概要 |
24年度は、災害発生後の中長期的な心理的変化および環境要因を調査し、心理変化の特徴パターンを分析し、変化の時期ごとのニーズと支援の実際との関連を分析する。また、調査で得られた心理的要因、環境要因をもとに、被災地および被災者の自立に向けて何が必要な支援か、地域力がどのように活用できるかを考察する。国内および国外の調査で得られた心理的要因をもとに、被災地および被災者の自立を考慮し、地域力を活用した実際的で効果的な心理教育を地域の人々との協働で企画・実施評価し、その効果を検証する。これらの研究の成果を国内学会および世界災害看護学会で発表することを目的とした。発災後1年半の心理変化と要因を調査した結果、被災者の災害発生直後から現在までの心理的変化のラインは5つのパターンが示された。発災1年後安定レベルに戻っていないことから、今後もストレスが慢性化するなど精神的な二次災害を視野に入れた支援体制の必要性が示唆された。このため、被災した支援者に対するこころのケアとして語りの場のイベントを開催し、まず、自分自身の思いを安心して表出する場とした。また、被災者には、イベントを行いながらの健康相談などリラックスした場で、発災後の心身の安定が図れる企画を行い実施した。福島県の被災者には、母子のストレスが高いため、子供の遊びと母の語りの場を企画・実施した。これらは、現地の方々と協働で企画し現地で実施した。これまでの実践については、日本災害看護学会と世界災害看護学会で発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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