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2010 年度 実績報告書

臨床看護技術の「技」「美」「快」の探究

研究課題

研究課題/領域番号 22592368
研究機関山梨大学

研究代表者

中村 美知子  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (80227941)

研究分担者 西田 頼子  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 講師 (50324215)
内田 一美  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 准教授 (80320365)
長崎 ひとみ  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助教 (00436966)
大日向 陽子  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助教 (40570263)
西山 佐知子  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助教 (70568279)
キーワード臨床看護技術 / 技 / 美 / 快
研究概要

本研究の目的は,看護学生が患者に行う「技」の実践(排泄・食事・移動介助)過程を通して、臨床看護技術の「技」「美」「快」の関連を明らかにすることである。平成22年度は,看護学生(看護師役の学生群6名,患者役の患者群3名)とベテラン看護師(以下,看護師群3名)を対象に,看護学実習室において生活援助3場面(排泄時,食事,移動時)を設定し,各場面での看護技術の「技」(手技,立ち振る舞い,言葉,手順,巧み,5項目),「美」(みごと,きれい,心身に良い,無駄がない,すばらしい,5項目)「快」(心地よい,違和感がない,楽である,苦痛がない,柔軟である,5項目)計15項目を,3場面の看護技術実施後に評価した。評価方法は,自己評価(学生群,看護師群)と他者評価(患者群,教員群)であり,評価基準は「全くそうだ」6点~「全くそうでない」1点の6段階評価である。その結果,実施者(学生群,看護師群)は評価者群(患者群・教員群)と比較して低値であり,患者群・教員群の評価は「技」「美」「快」の各項目で実施者群よりも有意に高値であった。特に,看護師実施群の教員群の評価は,患者群と比較して有意に高値であった。本結果の特徴は,客観的評価(患者群・教員群)は主観的評価(看護師群・学生群)よりも有意に高値であり,特に看護師群の実施状況を有意に高く評価していた。本結果から,学生の臨床看護学実習,学内演習などの看護技術教育は,ベテラン看護師による教育が有効であることを示していた。本結果を踏まえて,次年度は臨床において入院患者を対象に調査を依頼し,臨床で看護師ならびに看護学生の看護技術を実施し,患者から「技・美・快」の評価を得て,「技・美・快」の関連の分析を行っていく予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 看護技術の「技」「美」「快」の関連2011

    • 著者名/発表者名
      長崎ひとみ, 中村美知子, 他5名
    • 雑誌名

      山梨大学看護学会誌

      巻: 10(投稿中)

    • 査読あり
  • [学会発表] 成人看護学実習における学生の臨床看護技術実践状況と課題2010

    • 著者名/発表者名
      長崎ひとみ, 他4名
    • 学会等名
      第30回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      札幌コンベンションセンタ
    • 年月日
      2010-12-03

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公開日: 2012-07-19  

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