研究課題/領域番号 |
22592371
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
井村 香積 三重大学, 医学部, 講師 (00362343)
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研究分担者 |
足立 みゆき 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20263494)
吉田 和枝 三重大学, 医学部, 准教授 (40364301)
高植 幸子 椙山女学園大学, 看護学部, 准教授 (10335127)
細田 泰子 大阪府立大学, 看護学部, 准教授 (00259194)
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キーワード | Emotional Intelligence / コミュニケーション / 患者-看護学生関係 / 看護学実習 |
研究概要 |
【目的I】コミュニケーションに影響する看護におけるEmotional Intelligence(EI)の尺度開発に向けての看護学生に必要なEIは何かを明らかにする。 【方法】質的帰納的方法。対象はA大学の実習終了後の看護学生15人でその内訳は4年生5人、3年生4人、2年生3人、1年生3人であった。対象者に半構成的面接を行った。面接内容は、患者とのコミュニケーションで気になる場面を想起させ、患者のどのような言動が気になったか、それを受け看護学生はどのように思ったか、そして、どのような言動をとったかを質問した。本研究はA大学の倫理審査に承認された。 【結果】学生は患者にどこまで聞いたらいいのかを【探りを入れる】、そして、【患者の言動を観察しながら話を展開する】。しかし、【探りを入れる】ことは患者に気を遣わせると感じ、【気持ちを切り替え素直に患者に聞く】。【気持ちを切り替え素直に患者に聞く】ようにしても、【患者の言動を観察しながら話を展開する】。そして、学生が得たい内容を患者から聞けなかったとしても【質問内容の妥当性を振り返り】、【患者に聞くタイミング】についても振り返りっていた。これらの振り返りを行いつつ、患者と関わり続け、【患者に聞くタイミング】を図っていた。また、学生は患者に聞きたい内容を聞き出すために【患者の話す内容と関連させた質問】を考えていた。患者と自分が気がねなく話すために、学生は【自己開示】をし、患者が【学生の存在を容認】していた。さらに、学生は【患者をありのまま受け入れる】ことで、【患者と学生にとって居心地の良い環境】を作り出していた。
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