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2011 年度 実績報告書

看護学生のコミュニケーション能力の向上を目指した継続的教育方法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 22592371
研究機関三重大学

研究代表者

井村 香積  三重大学, 医学部, 講師 (00362343)

研究分担者 足立 みゆき  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20263494)
吉田 和枝  三重大学, 医学部, 准教授 (40364301)
高植 幸子  梶山女学園大学, 看護学部, 准教授 (10335127)
細田 泰子  大阪府立大学, 看護学部, 准教授 (00259194)
林 智子  三重大学, 医学部, 教授 (70324514)
キーワードEmotional Intelligence / 尺度開発 / 患者-看護学生関係 / 看護教育
研究概要

今年度の研究目的は、EI尺度の開発と学生のEIの教育方法の検討であった。
EI尺度の開発に関しては、昨年度、15名の学生よりEIについてインタビューした内容を質問形式に修正し、研究者間で、構成概念の確認を行った。その結果、内山ら(2001)が作成したEQSと比較すると、【感情察知】【自己効力】【粘り】【熱意】【自己決定】【自制心】【目標追求】【喜びの共感】【悲しみの共感】【配慮】【自発的援助】【決断】などといった下位因子と類似する内容が抽出されたが、新たな内容として、学生は患者の行動や表情を読み取り、学生である自分がどのようにとらえられているかといった【患者の態度や表情より学生自身の自己理解を推察】や患者を取り囲む状況より患者がどのように思っているかといった【患者を取り巻く環境より患者像の推察】が抽出された。EIの概念には、相手の感情理解と自分の感情理があるために、【患者の態度より、自己理解を推察】【患者を取り巻く環境より患者像の推察】はEI尺度に取り入れことが妥当である。今後、数量的に信頼性と妥当性を検証する。
EIの教育方法については、先行研究で、学生は看護師よりEIの状況洞察が低いことや、専門的知識が低いことや生活経験が乏しいことより、患者像を推察することが難しい事を明らかしていることより、専門的知識の強化と生活経験に関しては、読書や映画を鑑賞し、自分とは異なる感情を理解することで、生活経験を疑似体験する必要性を教育として取り入れることを検討した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

尺度開発の内容を検討するのに、予定以上に時間を取ってしまった。

今後の研究の推進方策

まず、平成24年度には看護学生用のEI尺度の信頼性と妥当性研上を行う。そして、看護学生のEI教育方法の検討を行う。.

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公開日: 2013-06-26  

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