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2012 年度 実績報告書

「看護師の自律性」と看護学教育に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22592388
研究機関首都大学東京

研究代表者

古賀 節子  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (20341547)

研究分担者 石川 陽子  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (40453039)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード看護教育学
研究概要

【目的】本研究は、日本の「看護師の自律性」の実態をもとに、①日本で看護学基礎教育を受けた後米国で上級資格を得て活躍しているAdvanced Practice Nurses(以下APN)の自律性の実態調査を行い、②彼らが考える「看護師の自律性」を質的に検討することで、日本の看護管理・看護教育への示唆を得ることを目的とした。
【方法】米国在住日本人看護師(APNと Registered Nurse(以下RN))の中から、snowballサンプリングにて対象者を開拓し、質問紙調査およびインタビュー調査を実施した。
【結果】了解の得られた30名の米国在住日本人看護師(APNとRN)へAir Mailにて質問紙調査を実施し、25名から回答を得た。さらに、APN7名へのインタビュー調査を行い、また米国UCSFの看護学教育課程実態調査を行った。APNとRN25名への質問紙調査の結果、APNとRN間に差があるとは言えなかった。また、APN・RNの尺度得点は、日本の認定看護師より有為に高かったが(p<0.001)、専門看護師と差があるとは言えなかった。ただし、下位尺度の〔患者擁護〕(p<0.05)〔感情コントロール〕(p<0.01)は、日本の専門看護師よりAPN・RNの得点の方が有為に高かった。インタビューの結果から、APNは「自律性」をProfessional Autonomyと捉えており、その構成概念は、責任を伴う〔自己決定〕が中心概念であった。看護教育課程との関係では、APN大学院における「リーダーシップの講義」と関連付けて捉えていた。
【考察】日本の専門看護師とAPN・RNの得点に差があるとは言えなかったことから、日本と米国の看護職の果たす役割の違いを踏まえ(特にNPは診療の補助ではなく診療を行う)、今後、米国人APN・RNの自律得点を明らかにする必要があると考えられた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 看護師の自律性と組織コミットメント-専門看護師・認定看護師・一般臨床看護師の比較-2012

    • 著者名/発表者名
      古賀節子
    • 学会等名
      第32回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20121130-20121201

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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