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2011 年度 実績報告書

1年目・2年目看護師の職場適応を促進および維持するための介入プログラムの検討

研究課題

研究課題/領域番号 22592393
研究機関静岡県立大学

研究代表者

白尾 久美子  静岡県立大学, 看護学部, 准教授 (80269703)

研究分担者 山口 桂子  愛知県立大学, 看護学部, 教授 (80143254)
キーワード新人看護師 / 2年目看護師 / ストレスモデル / 職場適応
研究概要

2年月の看護師の成長への促進因子や阻害因子を把握するために、就職後18か月に引続き、今回、就職後24か月の体験を明らかにした。
A県の8病院に2009年4月に就職した2年目看護師16名を協力者とした。各8名に対して2年目の3月にグループ面接を実施し、仕事のやりがい・困難・取り組み方について尋ねた。分析は類似した内容ごとにサブカテゴリー、カテゴリーを生成した。倫理的配慮として、各病院の看護部長に研究依頼を行い、研究協力者の推薦を依頼した。推薦された協力者に対して、依頼文を郵送し、面接当日の参加をもって同意を得たものとした。本研究はA大学研究倫理審査委員会の承認を得た。
就職後24か月を経過した2年目看護師の体験として、「看護実践能力の基礎の樹立」「先輩に導かれた1人の看護師としての自立の始まり」「スタッフの一員としての自覚の芽生え」「経験により培われた人間関係の形成」「新たな役割に向けての心構えと試練」「置かれた環境の変化に伴う揺らぎ」「慣れることで生み出される余裕と停滞」「近い将来に向けられた関心」の8つのカテゴリーを導き出した。2年目の看護師は、18か月と比べると戸惑いや負担感が減り、24か月をかけて自立した看護師として成長を見せる一方で、慣れという新たな成長を阻害する因子に直面していた。
新人看護師の介入プログラムについては、10施設を対象に例年通り実施した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

本年度は、2年目看護師に対して実施した面接内容の分析を行い、成長への促する因子と、阻害する因子を明らかにした。来年度に向けて、2年目看護師に対する介入への示唆を得た。

今後の研究の推進方策

研究計画の変更は特にない。新人看護師に関するデータをまとめ、論文として公表する。新人看護師に対する介入プログラムは継続して実施する。
2年目看護師の成長を促進するための介入について具体的に検討を行う。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 2年目看護師の就職後1年6ケ月の体験からの成長の促進因子と阻害因子の明確化2011

    • 著者名/発表者名
      白尾久美子・山口桂子
    • 学会等名
      第37回日本看護研究学会学術集会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(横浜市)
    • 年月日
      2011-08-08

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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