研究分担者 |
滝下 幸栄 京都府立医科大学, 医学部, 准教授 (10259434)
松岡 知子 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (90290220)
山本 容子 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (00321068)
室田 昌子 京都府立医科大学, 医学部, 助教 (80610641)
武山 雅志 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (50381695)
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研究概要 |
本研究の目的は,新人看護師のためのコミュニケーション技術を実践的に向上させる教育方略として,双方向学習教材 PF-NOTE を活用した研修を展開し,その成果を明らかにすることである.調査時期は 2011 年 10 月である.調査対象者は新人看護師 130 名である.研修終了後に自己記入式の調査票を配布した.研修における効果的な点は自由記述を求め,質的に分析した.119 名を分析対象とした.研修の成果として,4 つのコアカテゴリが抽出された.新人看護師は,【PF-NOTE によるコミュニケーションの客観的評価】や,【実際の演示・他者との知識の共有による気づき】により,【自己のコミュニケーションを振り返る機会】につながり,【様々な看護場面におけるコミュニケーションの方法の発見】をしていた.これらから,研修は新人看護師にとって様々な看護場面に必要なコミュニケーション技術の方法を学ぶ機会になっており,有効な教授方法であることが示唆された.
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