研究課題/領域番号 |
22592399
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
小笠 幸子 大阪府立大学, 看護学部, 講師 (90405332)
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研究分担者 |
竹村 節子 千里金蘭大学, 看護学部, 教授 (60249456)
大西 香代子 園田学園女子大学, 人間健康学部, 教授 (00344599)
山居 輝美 大阪府立大学, 看護学部, 助教 (50326287)
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キーワード | 看護職者 / エンパワメント / 測定尺度 / 開発 |
研究概要 |
本研究は、医療機関における看護職者のエンパワメント尺度開発のための基礎的研究であり、研究目的は、患者と看護職者の心理的エンパワメント形成を支援する教育プログラムへの参加、交流を通して生じる患者・看護職者間のトランスフォーメーションの構造的・質的変化の要因を探り、看護職者の心理的エンパワメントが看護チームや組織に及ぼす影響過程について明らかにすることである。初年度は国内学の文献を対象にシステマティックレビューを実施し、特に組織で働く看護職者のエンパワメントに焦点を当て概念を整理し、使用する尺度について検討した。その結果、看護職者のエンパワメントは組織マネジメントの観点から「ワークエンパワメント」、組織における「構造的エンパワメント」として捉えられていた。看職員がエンパワーされるためには、機会・パワー構造・情報サポート・資源へのアクセス認識が重要であり、その結果、個人や集団に対する組織の一員として自己効力感を高め、高い職務への動機付け、組織コミットメントの向上、低いバーンアウト、自律統制感の向上、参画的マネジメントの知覚向上、職務満足の向上に繋がることが明らかとなった。先行研究ではConditions of Work Effectiveness Questionnaire-II (CWEQ-II)、 Psychological Empowerment Scale (PES)、 Job Activities Scale(JAS)、 Organizational Relationships Scale(ORS)、 Maslach Burnout Inventory (MBI)などの尺度が多用されていたが、本研究での尺度開発に向けては日本人看護職への適用について今後検証してゆく必要がある。
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