研究課題/領域番号 |
22592400
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
勝山 貴美子 横浜市立大学, 医学部, 教授 (10324419)
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研究分担者 |
平田 明美 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (00444943)
内藤 道夫 藤田保健衛生大学, 医療衛生学部, 教授 (50135696)
竹内 朋子 横浜市立大学, 医学部, 助教 (70636167)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 多職種連携 / 医療チーム / 医療従事者 / 専門職的自律性 |
研究概要 |
医療従事者が、多職種による医療チームの在り方や医療連携を、どのように認識をしているか、調査の結果を踏まえ看護職の特徴を明らかにし、学会やその他で報告を行った。また、医療チームの一員として活動する多職種に対する質的帰納的研究を実施した。対象病院に対し、その特徴を説明した。【医療チームに関する認識調査】(目的)医療従事者の多職種による医療チームに対する連携の認識を明らかにする(対象と方法)チーム医療に関する認識40項目(坂梨ら2004)、 属性変数として病院の特性など7項目、対象者本人の属性7項目、 チーム医療の実態8項目など。(倫理的配慮)横浜市立大学医学部研究倫理委員会(承認番号1124009)および病院の研究倫理委員会で承認を得て実施した。(結果および考察)有効回答数1691 名(53.7%)であった。対象者は、30-39歳(31%),20-29歳(29%)40-49歳(25%)。医療チームの認識40項目は4件法で解答を求めた。一元配置分散分析を行い、有意水準0.001以下とし、どの職種間で差異が生じているかを多重比較した。「リーダーシップの認識」は、医師―看護師、医師―臨床検査技師、医師―栄養士の間で、「階層性や上下関係の存在」は、医師―看護師、医師―リハビリ職などで平均値に差があった。すべての職種がチーム医療の必要性を認識しながらも、役割の認識、リーダーシップ、研修など組織化の観点で、医師と他の職種との間で統計的に差異が生じていた。【NSTチーム内での連携の認識】NSTチームを構成する7名の職種に対し、インタビューを実施した。その結果、各職種間の役割が重複していると考えながら、専門職的自律性に基づく役割の発揮するためには多くの時間を要すとする実情が明らかになった。各職種は、チームでの活動を通し、その専門性に気づくという経験学習をしていることも同時に明らかになった。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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