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2012 年度 研究成果報告書

医療事故看護当事者へのリスク回避の分析サポートと安全学習尺度の検証

研究課題

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研究課題/領域番号 22592405
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 基礎看護学
研究機関岡山県立大学

研究代表者

横手 芳惠  岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授 (80200905)

研究分担者 鈴木 千絵子  岡山県立大学, 保健福祉学部, 助教 (30563796)
林 千加子  川崎医療短期大学, 看護学部, 講師 (50342291)
研究期間 (年度) 2010 – 2012
キーワード医療事故 / 安全学習尺度 / リスク回避分析 / 当事者サポート
研究概要

看護職の医療事故の経験による安全学習とサポートの関連についての検討 : 本研究は、 過去に医療事故当事者の経験を持つ看護職を対象として、医療事故の経験による安全学習を促進するサポートの関連について検討することを目的とする。6,460 人の看護職を対象として郵送調査を実施した。医療事故の経験による安全学習の測定には、林らの「医療事故当事者(看護職)の安全学習尺度(Medical Safety Learning Scale: MSLS) 」を使用した。サポート内容 11 項目でそれぞれ受けたかどうか(有無)から MSLS 得点差をt検定で検証し、さらに MSLS の 6 下位尺度についてサポートの効果量を検証した。有効回答数は 2,523 人であった。サポート有無による MSLS 得点のt検定では、 「勤務変更、もしくは休暇をくれた」 を除くサポート項目で有意差を認めた。効果量の測定では、「必要な知識・技術を教えてくれた」のサポートで〔事故防止スキルの学習〕(σ=0.63) の安全学習に対して最も効果量が大きかった。 安全学習にはサポートが関連し、看護職への適切なサポート内容が効果的な安全学習に繋がることが示唆された。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2013 2012 2010

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 医療事故当事者(看護職者)の事故経験による安全学習尺度(Medical Safety Leaning Scale):交差妥当性と心理的ダメージの経時的変化との関連2013

    • 著者名/発表者名
      林千加子、鈴木千絵子、横手芳恵
    • 雑誌名

      医療の質・安全学会誌

      巻: 8(1) ページ: 9-22

  • [雑誌論文] 看護職の医療事故の経験による安全学習とサポートとの関連2012

    • 著者名/発表者名
      林千加子、鈴木千絵子、横手芳恵、森本寛訓
    • 雑誌名

      岡山県立大学保健福祉学部紀要

      巻: 19(1) ページ: 9-18

  • [雑誌論文] 医療事故当事者(看護職)の安全学習尺度の開発2010

    • 著者名/発表者名
      林千加子、鈴木千絵子、山本奈奈、横手芳恵
    • 雑誌名

      医療の質・安全学会誌

      巻: 5(3) ページ: 201-212

  • [学会発表] 医療事故体験の回想によるリスク回避の気づきの構造2013

    • 著者名/発表者名
      平本美津恵、横手芳恵
    • 学会等名
      医療の質・安全学会第7回学術集会
    • 発表場所
      埼玉
    • 年月日
      2013-11-23
  • [学会発表] 医療事故当事者(看護職)の安全学習尺度の検証2012

    • 著者名/発表者名
      林千加子、鈴木千絵子、横手芳恵
    • 学会等名
      医療の質・安全学会第6回学術集会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2012-11-19

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公開日: 2014-08-29  

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