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2011 年度 実績報告書

看護コミュニケーションスキル育成プログラムの開発と教育実践

研究課題

研究課題/領域番号 22592412
研究機関国際医療福祉大学

研究代表者

村松 由紀  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 淳教授 (10348097)

研究分担者 中西 睦子  国際医療福祉大学, 大学院, 教授 (00070681)
樺澤 一之  大東文化大学, スポーツ健康科学部, 教授 (70095785)
大野 明美  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 講師 (40458534)
入江 浩子  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 講師
森川 奈緒美  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 助手 (20445125)
キーワード看護コミュニケーション / リメディアル教育 / 対人関係スキル / 看護教育
研究概要

本研究の目的は,アルバイトや部活動の経験の有無は大学生の対人関係コミュニケーションスキルの発達を促進するかを検証することである。看護系大学2年生132名を調査対象とし,自記式アンケート調査を行った。調査票の構成は,対人関係尺度18項目(kiss-18;菊池,1988)(以下,尺度1),看護師における患者とのコミュニケーションスキル測定尺度19項目(上野,2005)(以下,尺度2),アルバイト(サークル活動含む)の有無,部活動参加の有無などである。尺度は,「当てはまる(5点)」~「当てはまらない(1点)」の5段階評定法Likert尺度にて回答を得た。分析方法は,記述統計量の算出および2群の母平均値差の検定を行った。倫理的配慮として本学の倫理審査委員会の承認後,調査への協力は自由であり強制ではないこと,結果は成績評価に影響しないことを口頭と書面で説明した。研究対象123名(男子27名,女子106名),平均年齢19.6歳(SD1.71)であり,回収率は93.1%であった。現在,アルバイトをしている学生は84名(68.3%),していない学生は39名(31.7%)で,就業の種類は,飲食店(59.0%),小売業(24.1%),塾など学習支援(8.4%),その他(8.4%)であった。部活動に所属している学生は98名(79.7%),していない学生は25名(20.3%)であった。アルバイトの有無と尺度1の平均得点は,「初歩的スキル」:(t(121)=3.38,p<.005)および「攻撃に代わるスキル」:(t(121)=2.78,p<.01)で有意差を認めた。また,部活動の有無と尺度1の平均得点も「初歩的スキル」:(t(121)=3.70,p<.001)および「攻撃に代わるスキル」:(t(121)=2.59,p<.005)で有意差を認めた。一方,アルバイトおよび部活動の有無と尺度2の平均得点は,有意ではなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究実施の一部は,授業科目としての位置づけから,担当教員による研究協力体制が得られている。また,研究協力者としてプログラム実施およびデータ収集要員の協力を依頼しており,年度計画で研究成果をねらう。

今後の研究の推進方策

今後の研究推進方法は,『演習A』および『演習B』を受講した学生がその後に体験する臨地実習でのコミュニケーション能力評価からトレーニングプログラム効果を検証する
1)対象:研究同意が得られトレーニングプログラムを平成22年あるいは23年に受講した3年あるいは4年生で,当該学年の配当科目実習(必修)を終了した看護学生
2)方法:自記式質問紙調査
3)内容:調査票の構成は,(1)基本的属性,(2)コミュニケーションスキルの育成を支える科目の履修状況(看護学概論,基礎看護学等),(3)実習に関する情報(科目,期間等),(4)対人関係尺度(KISS-18;菊池,1988)あるいは看護師における患者とのコミュニケーションスキル測定尺度(上野,2005)

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 看護系大学生の対人関係スキル-アルバイトや部活動経験との比較-2011

    • 著者名/発表者名
      村松由紀
    • 学会等名
      第31回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      高知県高知市文化プラザ
    • 年月日
      2011-12-03

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公開日: 2013-06-26   更新日: 2014-11-17  

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