研究課題/領域番号 |
22592421
|
研究機関 | 新潟青陵大学 |
研究代表者 |
渡邊 典子 新潟青陵大学, 看護福祉心理学部, 教授 (80269563)
|
研究分担者 |
小林 美代子 新潟青陵大学, 看護福祉心理学部, 准教授 (10300089)
小林 正子 新潟青陵大学, 看護福祉心理学部, 助教 (10339947)
久保田 美雪 新潟青陵大学, 看護福祉心理学部, 助手 (30339949)
河内 浩美 新潟青陵大学, 看護福祉心理学部, 助教 (60387321)
|
研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
キーワード | 施設内潜在助産師 / 助産師の活用支援モデル / 看護管理者 / 院内助産システム / 他施設への出向 / 退院後の母子ケア / スキルアップローテーション |
研究概要 |
最終年は、本研究の究極の目的である施設内潜在助産師活用支援モデルを作成した。「看護管理者、助産師、産科医師の助産師活用に関する考え」の調査(産科医師7人、看護管理者5人、助産師4人への半構成的面接調査)、及び施設内勤務助産師への専門性発揮と施設内潜在助産師への意識調査(質問紙調査)を参考に作成した。 活用支援モデルは、我々の既研究成果である潜在パターンA、Bに基づき作成した。Aは、産科病棟の閉鎖・休止によって産科病棟の無い施設で勤務しているパターン、Bは昇進、スキルアップ、管理者の人員配置の考え等により施設内潜在助産師となるが、将来、同施設の産科病棟で助産師の専門性を発揮できるパターンである。Aの施設内潜在助産師活用法には、①院内助産システム、②他施設への出向・研修・派遣、③退院後の母子ケアの3つ、Bは①、②に加えて④助産師のスキルアップのローテーションである。これらの課題として①~④の4つの活用法に共通するものは、看護管理者の理解と支援である。加えて①は、助産師の意欲、産科医との連携・協働、②は、助産師の報酬や身分の保障、期間、業務内容や責任の所在等の詳細についての明確化、③は、助産師の意欲、医療の介入必要時の提携医療機関等のネットワーク化の整備、④は、個々の助産師のキャリアデザインを看護管理者が共有し、人材育成としての助言や支援があげられた。以上、トライアンギュレーションを用い具体的かつ現状に即した支援モデルの構築ができたと考える。 上記潜在パターンに着目したモデル及びこれまでの研究成果について新潟県福祉保健部医務薬事課へ報告(2013.2)、また、「病院に勤務する助産師の就労に関する意識調査」の「助産師の専門性発揮に関する意識について(第1報)」と「施設内潜在助産師に関する意識について(第2報)」を第53回日本母性衛生学会総会へ発表した(2012.11.17福岡)。
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|