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2011 年度 実績報告書

臨床看護師のフィジカルアセスメントスキルを向上させるバーチャル教材のシステム開発

研究課題

研究課題/領域番号 22592422
研究機関聖隷クリストファー大学

研究代表者

篠崎 惠美子  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (50434577)

研究分担者 藤井 徹也  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (50275153)
渡邉 順子  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (00175134)
坂田 五月  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (90288407)
炭谷 正太郎  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 助教 (90516692)
野方 円  聖隷クリストファー大学, 社会福祉学部, 助教 (60454310)
キーワードフィジカルアセスメント / バーチャル教材 / PICO-SCAN
研究概要

臨床看護師のフィジカルアセスメントスキルを強化するために、臨床看護師に不足していることが予測される解剖学・生理学の知識の習得を、臨床現場で学習可能で、かつ効果的なバーチャル教材を開発中である。臨床看護師のフィジカルアセスメントに必要な(1)解剖学・生理学の知識について、(2)臨床現場でフィジカルアセスメントが必要な援助,(3)臨床現場で解剖学・生理学の知識が必要な援助等を検討し、教材のコンテンツを明確にするために、中部地方の5施設の臨床看護師を対象に呼吸器系・循環器系・腹部のフィジカルアセスメントについて、その知識と実践レベルについて調査を実施した。その結果、臨床看護師の解剖学・生理学の知識について、再学習する必要性が認められた。またフィジカルアセスメントに関する臨床看護師の認識を再調査した。その結果、日常の看護場面において無意識に実施されているという現状が明らかになった。また、臨床看護師の教育方法について、シミュレーション教育の方法やその実際についても聞き取り調査および意見交換を行った。その結果、臨床看護師が気軽に学習できるシステム等が求められることが示された。
以上の結果をもとに、現在は臨床で手軽に活用できるバーチャル教材のシステム開発中である。臨床看護師が従来「イメージしにくい」と苦手意識をもっていた解剖学・生理学の知識を,より具体的に手軽に学習することが可能となるバーチャル教材であること、そのコンテンツは前述した結果を踏まえ、レイアウトを検討している。しかし、当初予定していたPICO-SCANを活用したシステムでは、臨床において、手軽に看護師が学ぶということが困難であるため、ARtoolkitの活用へ変更し、システム開発中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

目的1:「臨床看護師における看護実践を支えるフィジカルアセスメントに必要な解剖学・生理学の知識」と「臨床現場で可能な教育教材・環境」を明確にするについては概ね達成できた。
目的2:PICO-SCANを活用したバーチャル教材のシステム開発については、PICO-SCANを活用したバーチャル教材では大幅に予算を超過してしまうことや、大がかりな教材となる可能性がでたため、臨床看護師が活用しやすい教材のためのシステムを再検討した。そのため、予定では年度内に試作が完成予定であったが、現在も開発中である。

今後の研究の推進方策

「臨床看護師における看護実践を支えるフィジカルアセスメントに必要な解剖学・生理学の知識」と「臨床現場で可能な教育教材・環境」については、各種関連学会にて報告および意見交換を予定している。
バーチャル教材のシステム開発については、現在ARtoolkitの活用へ変更し、システム開発中のため、早期の試作完成をめざす。さらに、試作品をもとに、実際に臨床看護師のフィジカルアセスメントスキルに関する教育に活用し、有効性を確認する。
最終的には、臨床看護師のフィジカルアセスメントスキルを向上させる教育について、臨床現場で可能な教育教材・環境、バーチャル教材のシステムとあわせて提案できるようにまとめていく。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 日本の看護師のフィジカルアセスメントに関する認識2011

    • 著者名/発表者名
      篠崎惠美子ほか
    • 雑誌名

      医学と生物学

      巻: 155 ページ: 785-789

    • 査読あり

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公開日: 2013-06-26  

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