研究概要 |
遷延性意識障害患者の食べる機能の回復を目的にした看護介入モデルの構築を目的に研究を実施した.遷延性意識障害における看護・リハビリテーションの実態調査では,関西一県における遷延性意識障害患者は8.2%であり,看護として摂食嚥下や表情筋のマッサージ等の実施率は低いことが明らかになった.次 に遷延性意識障害患者の介護者(家族)が実施している嚥下訓練内容に関する調査では,食べ物の認知を高め,食べさせたい物に向けて嚥下訓練を変えるなどのさまざな工夫がみられ,今後の摂食嚥下訓練における新たな示唆を得た.
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